thermaltakeのゲーミングキーボード「TT Premium X1 RGB Cherry MX Silver Keyboard」の使用レビューを掲載しています。MMOにうれしいマクロ機能や、スマートフォン連携で次世代を感じる製品です。ゲーミングキーボードの参考にしてください。
目次
TT Premium X1 RGBレビュー!

今回ご紹介するゲーミングキーボードは、thermaltake(サーマルテイク)のTT Premium X1 RGB Cherry MX Silver Keyboardです。
「X1 RGB」シリーズには軸が2種類あるのですが、アクチュエーションポイントが1.2mmと、高速入力に特化した「Cherry MX Speed RGB」を選びました。
青軸はボイスチャットにもノイズとして影響しますし、迷うことなく「Cherry MX Speed RGB」を選んだのですが、アクチュエーションポイントに特化しているため、以前紹介した「ROCCAT Vulcan120 Aimo」の軸に似ていますね。
TT Premium X1 RGBの性能

価格 | 9,429円(Amazon価格) |
---|---|
サイズ | 464.98×170.52×40.39 mm |
重量 | 約1.6kg |
レイアウト | 108キー 日本語配列 |
キーストローク | アクチュエーションポイント1.2mm |
押下重量 | 45g |
オンボードメモリ | 4MB |
接続 | USB |
ポーリングレート | 最大1000hz |
開封していきます

まず届いて感じたことは…重い!w
それもそのはず、前回レビューした「ROCCAT Vulcan120 Aimo」よりも重い「1.42 Kg」です。

キーボードのデザインはとてもシンプル。ただし、前述した通り重さがあることに加え、厚みや、ケーブルも太いため重厚感があります。
USB/オーディオパススルーポート搭載

「TT Premium X1 RGB」の大きな特徴の一つに、USB/オーディオパスルートが搭載されていることです。

そのため、ケーブルもヤサイニンニクアブラカラメを感じる極太麺!USB2本とオーディオミニプラグを接続する必要がありますからね。もちろん、オーディオパスルートを使用しない場合は差し込む必要無しです。
また、キーボード右上のマルチメディアキーで音量の調節やミュート、トラックの切り替えができます。
キー入力はとても軽快

キー入力に関しては、軸はCherry MX Speed RGBを選びましたので、アクチュエーションポイントが1.2mmということもあり、浅くスピード感あるキー入力ができます。とても快適です。
打鍵が浅くてもしっかり入力できるので、ゲームだけでなくブログの執筆にも最適ですね。ゲームプレイの場合は、反応速度をより縮めることができることが嬉しいポイント。

また、付属で「Q,W,E,R,A,S,D,F」のゲームで多用する8キーの、赤に染色されたキーが付属されています。視覚的にもわかりやすくできることが強みです。
イルミネーションは派手すぎずも種類豊富

キーイルミネーションは、派手すぎずもカスタマイズ性や種類が豊富といった感じです。全てのキーにバックライトが搭載され、RGBで配色可能です。ライティング種類は12種類です。
光が強くなく、目に優しい光です。「Razer Tartarus V2」を所持している方なら伝わりやすいですが、光の柔らかさは近いですね。
オーディオ同期の「Sound Control」が至高

個人的に気に入っているのが、再生されているオーディオの周波域に合わせてライティングが変化する「Sound Control」が素晴らしい出来だと感じています。

もちろん、「Sound Control」もざっくりとした周波数域で、ライティング配色を自由に設定できます。音楽視聴にぴったりなゲーミングキーボードであることは、間違いありません!
ソフトウェアX1 RGBについて

キーボードのソフトウェア、「X1 RGB」では、キーの割り当て、キーイルミネーションの他にもマクロを設定することができます。
こちらで設定したマクロは、キーに割り当てずとも、後述するスマホアプリでも使用することができます。
しかし、このソフトウェアに少し気になる点がありました。
日本語が若干ガバガバ
デフォルトが英語設定で、日本語に変更することができるのですが、結構翻訳がガバガバなのでぶっちゃけ英語のままのほうがわかりやすい…、という感じです。
もう一つは、まれにハードウェアを認識しないことがありました。USBを抜き差しすることで反応するようになったのですが、ロジクールやROCCAT製品では無かったことです。若干動作が不安定な気がします。
スマホで仮想パッドも?アプリ連携も
![]() |
![]() |
TT Premium X1 RGBの最大の特徴と言えば、スマートフォンのアプリ連携ができることです。
同期に関しては少しややこしいのですが、アプリストアから「X1RGB」をダウンロードし、PC側で「X1 RGB」を起動して左下にあるIPアドレスをアプリで入力することで、同期することができます。
アプリで出来ることは次の通り。
- キーイルミネーションの設定
- マクロのON/OFF
- 仮想ゲームパッド
- ボイスコントロール
- 仮想キーボード
マクロのON/OFFは、MMOには非常に便利で、FF14であればクラフターマクロを自動で使用することができます。スマホでON/OFFできるため、誤爆しないのが良いですね。ただし、画面の前にいないとBAN対象になり得るので注意してください。
残念ながら、ボイスコントロールだけはうまく作動しませんでした。多分iPhoneだと日本語で認識されてしまうことが原因かもしれないです。
仮想ゲームパッド/キーボード

仮想ゲームパッドは、ジョイパッドではなく、キーをパッド形式で入力する形なので、FF14などでジョイパッド認識させることはできません。

ただ、最低限のキーは配置設定できるため、WASDで移動、↑↓←→で視点変更など、キーバインド設定次第ではゲームパッドの代用にすることはできるでしょう。
FF14の場合は戦闘は厳しいと思いますが…。キー入力の代用なのでクロスホットバーを使用しないため、多少の戦闘なら問題ないかも。ギャザクラでしたら一切問題ないと思いました。
左手デバイスとしても?
一点気になったのは、仮想パッドの設定次第で左手デバイスになりうることです。
僕は現在左手デバイスが「Razer Tartarus V2」で、キャラ移動とスキルの使用を左手で担っていますが、ぶっちゃけ仮想パッドで同様の設定を行うことができます。

こんな感じで、軽く操作してみました。縦に持つ想定でWASDを設定しています。仮想パッドにしては、疑似左手デバイスとしても有効であることは間違いないとおもいました。
TT Premium X1 RGBはどんな人におすすめ?
ズバリ!TT Premium X1 RGB Cherry MX Silver Keyboardはこんな人におすすめできるキーボードです!
音と連携できるイルミネーションに興味がある方
浅いキー入力を求める方
スマホの連携に興味がある方
マクロをスマホでON/OFFしたい方
個人的には、スマホで手軽にライトアップを変更出来ることも魅力的でした。しかし、一番は「マクロをスマホでON/OFF」できることです。リモコン間隔で扱えるのは高評価です!
値段も1万以下で買えるため、非常に手頃な価格だと思います。
ゲーミングデバイス関連記事 | |
---|---|
ROCCAT Vulcan120 Aimo | ROCCAT NYTH |
ROCCAT Aluma | ROCCAT Score |