ゲーミングデバイス

ROCCATのScoreとAlumaをFF14環境で比較してみた

FF14(ファイナルファンタジーXIV)をプレイする上で、ボイスチャットにおすすめなイヤホン型のヘッドセットをご紹介。この記事ではROCCATのAlumaとScoreの2モデルを比較しています。

FF14ではVCが必須に近い

ファイナルファンタジーXIVの拡張パッケージ「漆黒のヴィランズ」のアーリーアクセスが近づいてきました!最近では、街で若葉マークを多く見かけるなど、SNS上でも新たにエオルゼアにやってきたプレイヤーが多く見られます!

ところで、FF14では割とボイスチャットが必須なゲームであることはご存知でしょうか?もちろん、しなくても攻略は可能ですが、多くのコミュニティではコンテンツ中「Discord」という通話アプリを使用し、ボイスチャットを行うことが一般的です。

ボイスチャットには、マイクとイヤホン・ヘッドホンが必須です。しかし、マイク付きヘッドセットは重くて使いにくい、持ち歩きにくい、と言った方も多いと思います。

今回は、耳や首に負担が少ない、「イヤホンタイプのヘッドセット」をご紹介していきたいと思います!

通話にヘッドセットが必要な理由

なぜ、通話にイヤホンもしくはヘッドフォンが必要かというと、ゲーム音や通話音をスピーカーから流してしまうと、ボイスチャット上に激しい雑音が流れてしまうためです。ゲーム音をスピーカーから流して通話することは控えましょう。

ROCCATのイヤホンヘッドセットを比較する

ROCCAT Score - ROCCAT Aluma

今回、ドイツのゲーミングデバイスメーカー「ROCCAT」のイヤホンヘッドセット2種を比較してみます。比較するのは、「ROCCAT Score」と「ROCCAT Aluma」の2種になります。

筆者が実際に遊んでいるゲーム「ファイナルファンタジーXIV」での使用感を交えて、イヤホンタイプならどちらを選べばいいか?をお伝えできればと思います。

ROCCAT公式サイトはこちら

ROCCAT Alumaとは

ROCCAT Alumaは、ぱっと見RazerのHammerheadと似ている、平面状のカラーケーブルを採用しているイヤホンヘッドセットです。価格帯も5,000円台で求めやすいことが特徴です。

ROCCAT Scoreとは

ROCCAT Scoreは、イヤホンモニターのような「シェア掛け」に対応した、装着感の高いイヤホンヘッドセットになります。デュアルドライバー搭載で、高音域と低音域の輪郭がはっきりしていることも特徴です。

それぞれのレビュー記事はこちら

別記事にて、ROCCAT製品のイヤホンタイプヘッドセット、AlumaとScoreの2種をレビューしております。

下記リンクより、ROCCAT ScoreとROCCAT Alumaそれぞれの単体レビュー記事を掲載しておりますので、興味がある方はぜひこちらもチェックしていただけると嬉しいです。

ScoreレビューAlumaレビュー

性能比較

  Aluma Score
価格 5,497円(Amazon) 8,472円(Amazon)
Audio Output Stereo Dual driver stereo
長さ 1.2m 1.4m
インビーダンス 16 Ω High driver 12 Ω, low driver 16 Ω
再生周波数 20Hz~20kHz 能率:98dB(1kHz時) 20Hz~20kHz 能率:108dB(1kHz時)
マイク指向性 無指向 無指向
マイク周波数 50Hz~12kHz マイク感度:-40dB 50Hz~12kHz マイク感度:-42dB

大きな違いは、ROCCAT Scoreの方が値段が高い分、デュアルドライバーが搭載されていることです。そのため、Alumaよりも若干、低音域と高音域の輪郭がはっきりしていると思います。環境音を聞くためには、かなり重要な要素です。(FF14に必要かどうかは…)

また、イヤホンタイプなのでマイクはどちらも無指向タイプになります。マイクの音質には大きな差が見られず、どちらも若干こもった感じです。普通の声量で通話する分には問題ありませんが、周りに配慮してこそこそ喋る人の声は若干拾いにくいと思います。

筆者の感じた2種の違い

筆者が実際に「Aluma」「Score」を利用してみて感じた違いは以下の通り。

手軽さはAluma一択
ゲームプレイに使用したいのはScore
価格面からコストパフォーマンスを求めるならAluma
スマホやswitchにも利用したいのはAluma

結論から述べると、手軽さは間違いなくAluma一択です。キャリングケースも小さく、コードも平面状で絡まりにくいため、そこそこ雑に扱っても問題ありません。

一方で、ゲームプレイに使用したいのは間違いなくScoreになります。デュアルドライバーを搭載しているため、低音域と高音域の輪郭がAlumaよりもはっきりしています。そのため、より世界観に没入できます。

ただ、「とりあえずボイスチャットができればいい」程度の人にとってはAlumaがおすすめで、Scoreは必要ないかもしれません。

Scoreはシェア掛け対応

ROCCAT Score シェア掛け

ROCCAT Scoreの大きな特徴は、「シェア掛け」対応していることです。ミュージシャンのイヤモニのように、外れにくいだけでなく、快適な装着感を得られます。

その分、ROCCAT Alumaのような通常タイプのイヤホンと比較すると、少し装着に手間があることがデメリットです。特にメガネ掛けている人は少し面倒かもしれません。(本当に数秒の差ですが)

どちらもイヤホンタイプであるため、FF14のような長時間のレイド戦闘でも首や頭に疲労感を残しません。体力勝負のレイドレースではおすすめです。

Alumaはアルミニウム素材

Alumaは、スピーカー部分がアルミニウム素材で仕上げられてます。低価格帯の商品ですが、高級感があるため、安っぽさを感じることはありません。

ACTのゆっくり読み上げに注意

イヤホンタイプのヘッドセットや、低価格帯のヘッドセットを利用する方が多く直面する問題ですが、再生音量次第でハウリングが起こります。※マイクがスピーカーの音を拾っているわけではないです。

本来、スピーカーでの振動はマイクとして入力されませんが、どうも音量が大きすぎることで「声系」の音だけマイク入力されてしまいます。

特に最もハウリングしやすいのが「通話の相手の声」と「ゆっくりボイス」。FF14での外部ツールACTで多く使われている読み上げ音ですね。

しかし、対策方法自体はあるので、あまり気にする必要はありません。

ハウリング対策方法

音響エコーキャンセルを使用する

「デバイスのプロパティ」から「音響エコーキャンセル」にチェックを入れることで、ハウリングをカットすることができます。イヤホンタイプのヘッドセットを利用する場合は、必ずチェックを入れておくことをおすすめします。

通話アプリの入力感度を変更

こちらは、前述した「音響エコーキャンセル」を使用した上で、Discordなどで設定するべきものです。入力感度の自動調整をオフにし、読み上げ音が通話に入らないように感度を調整しましょう。

通知音を効果音に変える

ぶっちゃけ、ゆっくりボイスで読み上げる必要もないですね。当人以外が動画配信などでわかりやすいだけですので、効果音に変えてしまうことも手です。

どちらを選ぶべきか

では、FF14をプレイする方にとって、「Aluma」と「Score」どちらを選ぶべきかを、解説していきたいと思います。

こんな人にAlumaをおすすめ

とにかく安く済ませたい人
スマホなどの携帯機でも多く利用し持ち運ぶ人
FPSなどの環境音が重要なゲームをプレイしない人

ROCCAT Alumaは、主に安く済ませたい人や、スマホ・switchといった携帯ゲーム機でも利用し、持ち運びが多い人におすすめします。

反面、FPSなどの環境音が重要なゲームでの利用も考えている方は、Alumaよりも数千円ほど値段は上がりますが、Scoreの購入をおすすめします。

こんな人にScoreがおすすめ

スタンドマイクを利用する方
安定した装着感を求める方
低音域と高音域の輪郭を求める方

ROCCAT Scoreは、シェア掛けが特徴的なゲームですので、安定した装着感を求める人におすすめします。特に、シェア掛けできるゲーミングデバイスのヘッドセットモデルは少なく、スタンドマイクを利用している方にもおすすめです。

デュアルドライバー搭載で、環境音も輪郭があるため、FPSなどのゲームでも充分利用できます。(ただ、FPSなどのゲームは間違いなく7.1ch搭載のヘッドセットが良いと思いますが。)

FF14の視点で見るならば、効果音をより聞き分けたい人はROCCAT Scoreを選ぶべきかもしれません。

まとめ

今回は、FF14におすすめな、ROCCAT社の「イヤホンタイプ」のヘッドセットのご紹介をしました!

通話にはヘッドセットは本格的すぎるだけでなく、首や頭に大きく疲労感が蓄積するため、ヘッドフォンタイプを避けている人が多いと思います。

しかし、一方でイヤホンタイプのゲーミングヘッドセットも数多くリリースされており、ヘッドフォンタイプと比較すると安価ですので、一度試してみることをおすすめします。

関連記事
ROCCAT Alumaレビュー ROCCAT Score レビュー
Logicool G533 レビュー
ABOUT ME
Fec Jlegend
Fec Jlegend
ソーシャルゲームのWEBライターで、元グラフィッカー。PCゲームを中心に嗜んでおります。FF14では、Titanサーバーで活動中。現在はゲームよりも、WEBサイト運営やSEOに熱を上げています。