FF14の非公式サイト「FFLogs(ログス)」上での、自身の記録と他人の記録の比較方法や注目するべきポイントを掲載。スキル回しやダメージ量の改善、DPSを伸ばしたい方は参考にしてください。
はじめに
こちらでは、FFLogsを利用した比較を用いて、スキル回しや立ち回りの改善を行う方法を掲載しております。
比較は、筆者の記録を実際に利用して行います。あくまで私個人の忍者としての比較の方法ということを予めご了承ください。
比較に利用する記録を決めよう
まずは比較に利用する記録を決めましょう。今回は、アルファ3層の自身のベスト記録を用いて、トップ勢の記録と比較していきます。
比較は自分のベスト記録と行うことをおすすめします。理由は自身の限界を超えるために比較を行うためで、ベスト記録ではない場合は、比較せずとも改善点を気づけることが多いためです。
比較モードの始め方
戦闘ログの左上には「Compare」というボタンがあります(画像赤円)。こちらは比較を行うためのモードを起動することができます。まずはこちらをクリックしましょう。
すると上の画像のような画面が現れます。ここから比較対象を選択することができます。
- You can do comparisons manually:
URLを指定して比較することができます。すでに比較対象をランキングなどから選んでいる場合はこちらでURLを入力しましょう。 - Or you can compare two players in this report:
PT内の2プレイヤーを比較します。 - Or you can search for parses similar to yours using the options below:
比較対象を検索できます。
比較対象を検索
コンパレ内の3つ目の「比較対象を検索」は比較元の戦闘ログを元に、比較対象を検索することが可能です。
- Select Player:
比較したいプレイヤーを選択しましょう。 - Fight Length:
戦闘時間の差です。デフォルトでは戦闘時間が10秒前後している記録のみ表示します。 - Time Range:
何日以内にアップロードされた戦闘記録を検索するか指定できます。デフォルトでは28日以内の記録を検索するように設定されています。 - Select Metric:
「Damage」でDPS、「Healing」でHPSを元に検索します。
では実際に検索してみましょう。
日本人タイタンとチョコボしかおらんやん
このように、近い討伐タイムで高いDPS順に記録が表示されます。上位3名は英語圏の可能性が高いので、4つ目に表示されている方の記録を利用します。
選択するとこのように比較された画面が表示されています。これで比較の準備は完了です。
ダメージ差・スキル使用回数のチェック
先ほど開いたページ(Damage Done)から見ていきます。
合計ダメージ量のチェック
まずは下部にあるTotal(トータルダメージ量)のチェックです。
- 筆者:3.83m
- 比較対象:3.87m
mという単位に馴染みない方のためにどのくらいのダメージ差なのか説明します。
1m=1,000,000 となります。
この場合トータルダメージ量は「40,000ダメージ」であることが分かります。
Dot維持率をチェック
忍者のDotは影牙です。維持率は右端の「Uptime %」の列に表記されています。
筆者は「76%」に対して比較対象は「81%」と、筆者が5%影牙を切らしていることがこのことから判明します。戦闘時間はおよそ9分なので、27秒影牙を切らしていることになります。
ダメージ量としては4,000ダメージの差になります。
スキルの使用回数のチェック
基本ルートの比較
まずは基本コンボ1段目「双刃旋」と2段目「風断ち」の回数を見ていきましょう。回数は「Hit」列に表記されている数字になります。
比較すると、「双刃旋」「風断ち」共に比較対象の方が多く打っていることが分かります。つまり、基本コンボルートの回数が筆者よりも多いということがここから分かります。
そこでさらに3コンボ目に注目しましょう。「影牙」「旋風刃」を見ると比較対象の方が回数多いですが、「強甲破点突」だけ筆者の方が多くなっています。筆者が風遁を無駄に更新しているため、威力が低いスキルを使用してることが読み取れます。
以上の事から、「何らかの理由により筆者のスキルルートが少なくなっているだけでなく、風遁を無駄に更新している」ことが判明しました。
アビリティのクリ&DH率をチェック
ここではクリティカル率・ダイレクトヒット率も表示されているため、比較することができます。
威力が高いアビリティのクリ&DH率を比較して、自身が低いようであれば「連環計」「バトルリタニー・バトルボイス」等に合わせて高威力のアビリティやWSを吐けていないことになります。
だまし討ち中のダメージ差チェック
先ほどの画面の右端に、被ダメ上昇のアイコンがあります。忍者の場合はここをクリックすることで、「だまし討ち」中に絞ってスキルの内訳を見ることができます。何度もクリックすることで表示を変更することが可能です。
緑枠で囲まれている場合「だまし討ち期間」、赤枠で囲まれている場合は「だまし討ちが乗ってない期間」となります。
では、実際に「だまし討ち」中のスキルの内訳をみていきましょう。
総ダメージ量で見ると、「だまし討ち」中に5万ダメージの差があることが判明しました。上から順にみていきましょう。
- 旋風刃:
クリティカル率は筆者の方が高いが、HIT数が比較対象の方が多くダメージ差が生まれていない。比較対象は一双を「だまし討ち」に合わせている。 - 攻撃:
AAの回数が筆者のほうが少ない。筆者はプリントアウト大1回目でだまし中に散開が早すぎるということがわかる。 - 六道輪廻・口寄せ:
比較対象はだまし中に六道を6発撃ちこんでいるのに対して、筆者は六道2回・口寄せ2回となっている。
基本的に忍気を即吐きしている結果と言える。
「だまし討ち」関係なく忍気のダメージ量が筆者の方が少ない為、改善することで大きくDPSを伸ばすことができると思われる。 - 強甲破点突:
何らかの要因で「だまし討ち」中に筆者は風遁を更新せざるを得なくなっている
「だまし討ち」中だけでも上記の改善点を見つけることができました。
アビリティのタイミングチェック
今度はアビリティのタイミングをチェックしましょう。今回は「だまし討ち」と「天地人」のタイミングをチェックします。
チェックしたいアビリティ名をクリックすることで、そのアビリティのみのタイムラインを上に表示させることができます。
だまし討ちのタイミング
「だまし討ち」のタイミングはほぼ差異が無いことが判明しました。
それもそのはず。比較対象の忍者さんの固定の召喚さんが、筆者の記録の時のPTで機工をやっていたので、だまし討ちのタイミングを合わせたからです。人を見て人は成長します。
もし大きくずれている場合は改善しましょう。
天地人のタイミング
先ほどのDamage Doneに戻って、左側の天地人のアイコンをクリックしましょう。(天地人はバフ扱いとなっています。)
天地人はオメガの履行技後で大きくタイミングが変わっていることが判明しました。筆者がトータルで3万ダメージ大きく出せていることになります。こちらの天地のタイミングで、「だまし討ち」中の忍気アビリティ使用回数にも影響が及んでいることも考えられます。
全戦闘時間において、「口寄せ」「六道輪廻」「天地人中の忍術」のダメージを考慮すると、トータルダメージ量に差異はほぼ無かった為、忍気アビの使用は今のままでも基本問題はないとも言えます。
一定期間を選択して記録を見る
上に表示されている波形は、ダメージ量を表示したものです。基本的に同じスキル回しをしていれば、同じ形の波形になります。しかし、大きく線が離れている場合は改善点を見つけることができるかもしれません。
気になる部分をマウスで「ドラッグ」することで、選択したタイムに合わせて内訳を閲覧することができます。
低まっている期間に注目し、前述したやり方でまた比較をすることでDPSを伸ばすヒントを得ることができます。
スキル回しを秒単位で見る
右上にある「Events」ボタンをクリックすると、秒単位で使用しているスキル・アビリティをチェックすることができます。前述した「一定期間を選択して記録を見る」と組み合わせることで、タイムラインを絞ってスキル回しをチェック・比較することが可能です。
一定期間を選択して、その期間を秒単位でスキル回しを比較するといった行為は非常に重要です。
ダメージが伸びてないと感じる箇所は積極的にチェックしていきましょう。
アーゼマ等のバフをチェック
今度は「Damage Done」タブではなく、「Buffs」タブを選択しましょう。こちらでは「アーゼマの均衡」などのバフの付与率などをチェックすることができます。
パッと見分かる部分は次の通りです。
- アーゼマは範囲1回分比較対象の方が多い。
占星さんにお祈りしましょう。 - 比較対象は常時セレネでフェイウィンドがリキャスト毎に使用されている。
学者に土下座しましょう。 - 竜の眼は筆者が1回多い
竜騎士にもっと媚びていきましょう。
またこちらも同様にバフ名をクリックすることで、付与されている時間もチェックすることができます。「連環計」「バトルボイス」「バトルリタニー」等のタイミングチェックもこちらで行いましょう。
他にも様々なことを比較できる
主にDPSを伸ばすうえでは、こちらに掲載しただけでも充分に改善点が見つかります。当然ながら「Damage Done」ではなく「Healing」タブを選択することでヒールワークの比較も可能です。
DPSを伸ばすのであれば、慣れていないプレイヤーは積極的に見直し・比較を行い、スキルの向上を狙って行きましょう!
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